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PM雑記帳

■PMBOK ドリルダウン!_No.42
  PMにおけるマインドマップの活用 (2)

2006.02.08

最近、IT系のシンポジウムで、マインドマップを活用した事例を見かけるようになりました。
また、そのシンポジウムの出席者の中には、講義内容をマインドマップで描いている人も散見されるようになりました。
  前回は、「マインドマップとはどんなものか?」を連想して頂くために、サンプルイメージをいくつか掲載しました。
  今日は、まず、マインドマップの記述方法について説明しましょう。
これから、プロジェクトマネジメントにマインドマップの活用方法を議論する前の準備段階だと思ってください。
マインドマップは、PMBOKのコミュニケーションマネジメントのツールと技法に該当します。

それでは、早速演習に入りましょう。
  演習1:
  皆さんは、「犬」を見たときに何を考えるでしょうか?
まず、ルールなど無視してかまいませんから、「犬」を創造したとき、すぐに思い浮かぶ言葉を5個〜7個程度、中心から放射状に広がる線の上に書き入れてください


以下のような言葉が、思い浮かびましたか?

 ペット、癒し、群れ、散歩などが一般的に思い浮かびやすい言葉のようです。想像は、自由です。でも、もし皆さんが何か1つのことにとらわれてしまえば、思考は止まってしまいます。何が正解で何が不正解かという出題ではありません。
  皆さんが「犬」というイメージから想像したものは、皆さんが独自の「犬」に関するキーワードです。この演習をグループワークで行なった場合、ブループ全員が完全に同じキーワードを選ぶことはまずありません。

 演習2:「犬」で始めたプロセスをさらに進めます。
  ・まず、中央に「犬」のイメージ(イラスト)を描いてください(「犬」の言葉の上にイメージを描いて頂いて結構です)
  ・既に、演習1で連想した5個〜7個の言葉を放射状に書き入れています。
  ・次に、前回とまったく同じやり方で、今度は、その言葉をさらに連想して広げてください。

  以下のような連想が出来たでしょうか?



  共通の言葉があったとしても、その単語からイメージするものは、千差万別。これは演習を何度やっても同じ結果が出ます。
  この実験は、言葉から受け取るイメージは人によってまったく違うことを意味しています。たった1つの単語でも人が持つイメージは千差万別なのですから、これが文章だとどうでしょうか?
  さらに会話全体だとどうでしょうか?

  これで、皆さんは、本格的なマインドマップを作る入り口に立つことができました。
  脳は、無限の創造力を引き出すことができます。

 それでは、ここから、マインドマップの簡単なルールを学びましょう。

【マインドマップ12のルール】
1.無地の紙をつかう
2.用紙は横長
3.用紙の中心から描く
4.テーマはイメージで描く
  ●枠はなし
  ●縦横3〜5cm
  ●3色以上で
5.1ブランチ=1ワード
   ●ブランチの上にワードを書く
    ●ブランチとワードの長さを揃える
6.ワードは単語で描く
    ●フレーズや文章で書かない
    ●助詞をつけない
    ●ワードの階層付けをする
7.ブランチは曲線
    ●メインブランチは、テーマイメージにつなげる
    ●ブランチから下位のブランチをつなげる
    ●ブランチからサブブランチは太さを変化させる
    ●分岐は45°程度の角度をつける
8.強調する
   ●シンボルイメージを描く
    ●カラフルに描く
    ●輪郭をつける  ・・など
9.関連づける
    ●矢印を使う
    ●アウトラインで囲む  ・・など
10.独自のスタイルで
    ●ブランチの強調のしかた
    ●イメージの描き方  ・・・自分のスタイルを発見する
11.創造的
   ●ユーモラスなイメージを使う
    ●記憶をしやすくする
12.楽しむ

 それでは、本日学んだマインドマップの記述12ルールをマインドマップで描いてみましょう。上記のルールを多少無視していますが、この段階では、「楽しむ」ことを目的としています。


 本日の講義はここまでにしましょう。
次回から、いよいよプロジェクトマネジメントにおける実践的な活用方法について考察していきましょう。ご期待ください。

参考資料: 「マインドマップ、トニーブザン、ダイヤモンド社」
「マインドマップ ノート術、ウィリアムリード、フォレスト出版」