ほとんどのソフトウェアの欠陥追跡システムは、欠陥をいくつかの「重度レベル」に分けています。皆さんの企業でもそうでしょう。通常は3ないしは5段階が用いられており、IBMは以下の通り4段階の重度を用いています。
重度1:全体アプリケーションの利用が不可能になるような欠陥
重度2:主要な機能に関する欠陥
重度3:軽微な欠陥
重度4:処理に対して影響を与えたい。たとえば表示ミスのような欠陥
レベルによって対応が異なることから、重度レベルで分類した欠陥の分布は実際のレベルとは異なってきます。たとえば多くの企業は重度1の欠陥は可及的速やかに、時には数時間で修復が要求されます。重度2の欠陥も迅速に修復されるが、重度3、4のレベルの修復は通常はまとめられて時には何ケ月もの後、正規のアプリケーションの次回リリースに実現されます。
通常ユーザはこれらの欠陥修復に対する対応の早さに差があることを知っているので、誤りを発見するとそれを早く修復してもらうために重度2の欠陥とみなしていることにしているケースが多いのではないでしょうか。
以下に示すのは、米国においてリリース後発見された欠陥を重度レベルごとにアプリケーション規模との関連でまとめたものです。

出所:「ソフトウェア開発の定量化手法」、Capers Jones著