
この例では、スケジュールに比し15%遅れていることがわかります。スケジュールからのずれが、許容限度(例えば10%以上のずれ)を超えているので、その原因を調査しなければなりません。
それではここで質問です。
上記の通り、マイルストーンの遅延が顕在化してしまいました。
PMのあなたとしては、今後どのような分析指針を部下に提示しますか?
それでは、以下にその指針を例示してみましょう。
(1) 開発すべき機能、その工数を鑑み、それぞれのアクティビティの開始日と終了日の妥当性を検証すること。
(2) その妥当性検証では、以下を考慮すること
・ 必要なアクティビティをすべて考慮している
・ どのアクティビティがクリティカルパスに影響するかを考慮している
・ 同時に実行可能なアクティビティの割合を考慮している
・ 計画変更時には、以降のアクティビティに与える影響も吟味していること
(3) スケジュール遅延の原因分析をすること
・ 要員数、要員スキルの充足状況を確認すること
・ 特定のアクティビティやタスクでの作業進捗を調査すること
・ 品質上の問題を欠陥率等から分析すること
重要なタスクにおけるスケジュールやマイルストーンの遅れは、最終納期に直接影響を及ぼすことになります。
マイルストーン管理は、プロジェクト全体を通して収集し、報告する必要があります。
データの収集精度や報告の責任は、プロジェクト管理者をサポートする立場の人に負うところが大きいと思います。報告は少なくとも月に1回、小規模あるいは短期開発のプロジェクトではできるだけ週に1回は行いたいところです。
本日はここまでにします。次回も更にPM定量化の実践技術を御紹介します。ご期待ください。 お疲れ様でした。
参考資料:「実践的ソフトウェア測定、共立出版」