皆さまからのご質問をベースにトピックを選定しています。
今回は2回目で、見積り技法について説明します。
Q:見積り技法について
| PMBOKで説明されている見積り技法について、具体的な適用場面などについて教えて欲しい。 | ||
| A:見積りには、スケジュールの見積りとコストの見積りがあります。PMBOK2000年版では、それらに適用す | ||
| る見積り技法の主なものとして以下が挙げられています。 (PMBOKで示されている見積り技法すべてを挙げているわけではありません。) 1.スケジュールの見積り(PMBOK「アクティビティ所要期間見積り」プロセス) (1) 類推見積り(Analogous estimating) (2) 定量ベース所要期間(Quantitatively based durations) 2.コストの見積り(PMBOK「コスト見積り」プロセス) それでは、これらを見ていきましょう。 |
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| 1.(1) 類推見積り(スケジュール) | |||
類推見積りはトップダウン見積りとも呼ばれ、PMBOKで言うところの「専門家の判断」の一形式です。これは過去の類似のアクティビティに関する実績値を用いて、アクティビティ期間を類推して見積るものです。その適用場面としては、プロジェクトの初期段階など、まだ見積りに関する詳細情報が限られているような状態の時です。 |
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| 1.(2) 定量ベース所要期間 | |||
見積り種別毎の数量に各々の生産性を表す単位数を乗じて見積る技法です。例を挙げると、開発対象アプリケーションが有する画面の機能(入力/出力/照会など)とそれらの複雑度及び画面数が把握できており、かつそれぞれの組合せ毎に標準的な所要期間が分かっていれば、乗算と加算で画面系の開発期間を見積ることができます。 |
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| 2.(1) 類推見積り(コスト) | |||
ここの類推見積りの説明としては、前記1.(1)の期間に関する類推見積りの説明の通りです。その見積り対象がアクティビティやプロジェクトの期間ではなく、それらのコストあるいはコストを得るための工数となります。 |
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| 2.(2) 係数モデル見積り | |||
これはプロジェクトのコストを算定するための数学モデルを設定して、そのモデルにパラメータを入力して見積りを得る方法です。したがって、見積り精度は、入力するパラメータが容易かつ正確に定量化可能であることと、モデルの現実への適合度に依存します。モデルの適合度を高めるためには、過去のプロジェクト情報の活用とフィット・ギャップ分析などによるモデルのブラッシュ・アップが必要です。 |
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| 2.(3) ボトムアップ見積り | |||
これは、個々のアクティビティ、又はその上位レベルであるワーク・パッケージ(WBSの最下位層)のレベルでコストを見積って、その積算でプロジェクトの総額を算定する技法です。この技法を適用するためには、WBSがワーク・パッケージ・レベル及びアクティビティ・レベルまで正しく要素分解できていることが必要です。したがって、プロジェクトの初期場面ではあまり使用されません。 |
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| これらの見積り技法の適用場面を図示します。 | |||

| 参考文献: |
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