■PM Tools A to Z_No.13
品質マネジメント(5)
2004.12.01
今日は開発者の視点からソフトウェアの品質を評価する場合、及び開発プロセスを評価する場合に意識される内部品質特性(内部特性ともいう)について説明します。
内部品質特性はJIS X 0129では40種類が定義されています。表2にその一覧表を掲げます。(紙面の関係で該表を後ろに掲げましたが、先にご覧ください。)
各々の内部品質特性は、前回紹介した品質特性や品質副特性の幾つかと相関を持つものがあります。
表1は内部品質特性と品質特性6種の相関関係を示したものです。なお、品質副特性21種との詳細な相関関係についてはJIS X 0129を参照ください。
<表1> 品質特性と内部品質特性の関係
さて、ある品質副特性と強い相関を有する内部品質特性は、その品質副特性を評価するための品質メトリクスの測定結果から、その程度を推測し、評価することができます。
例えば前回、品質特性「信頼性」の中にある品質副特性「成熟性」を測定するための一つの品質メトリクスに残存障害密度を挙げましたが、この残存障害密度によって「成熟性」と強い相関を示す「完全性」、「追跡可能性」、「一貫性」といった内部品質特性の程度も推測できることになります。逆に言えば、品質メトリクスとは内部品質特性を評価するもの、とも言えるわけです。
<表2> 内部品質特性一覧(JIS X 0129より)
| 参考文献: |
JIS X 0129:ソフトウェア製品の評価−品質特性及びその利用要領 |